『父はそのとき４０半ば』

​

小学生の頃。毎週水曜日に会社から帰ってきた父に

「今日のドラゴンボールはどうだった？面白かったか？どんなだった？」

と聞かれることが度々あり、説明に困った僕を見て

「しょーがねーなぁ」

みたいな顔をされたのを覚えています。なんかこう、父の要求を満足させてあげられなかった後悔みたいなのがありましたね。

でも父さん。

ドラゴンボールってさ、口で面白さを説明するアニメじゃーねーと思うんだよ。

「悟空はねー、まだ傷なおしてた！後ねー…？あれ？」

てなるじゃん。辛かったなー。